『楽しい』を仕事に
料理人が社会に出来ることは、、、
1973年京都生まれ。その後福岡県大牟田市に。共働きの両親のもと長男として兄弟の世話をする中で料理に興味を持ちつつも時代の流れに乗って有明高専電気工学科からエンジニアの道に。設計会社を二年で辞め料理の道に飛び込んだのが1993年、調理、接客、経営、マネージメントとスキル習得の為にさまざまな場所で修行していく中で、フレンチの鉄人「坂井宏行」のフレンチレストラン「ラロシェル」へ。
ここで体験した世界は「グルメ」「美食」と料理をするという行為自体が注目された時代だったと思います。その中にいた私は常に違和感を感じていました。
もっとヘルシーで、もっとリーズナブルな食を提供したいと独立開業し、試行錯誤しながら料理を作ってきた中で、少しずつ食への意識の変化に気づいてきました。
「食」がファッショナブルなものになり、さらに健康、安全、環境といったキーワードが加わり、これまでの「グルメ」ではなく、健康や環境を含めてこだわる人たちの食意識が「フーディ」と呼ばれるようになったのです。我々世代にとって「食」はライフスタイルや価値観に密接に関わるようになったのです。
そんな思いを体現すべく2004年『SELAM DELI』を開業。2016年まで12年間事業を続けていくなかで社会の変化や時代の流れへの対応を幾度も経験し、それに合わせてマーケティングスキルを身につけてきた。と、同時に同じ街の事業主達と協力した街の活性化イベントでは『横の繋がり』の大切さとその関係性から生まれるイノベーションを肌で感じることが出来た。
『思いに応えること』その為に持っている知見や経験を共有することで、自分自身も成長し、さらにチームも発展していく。そんな働き方が楽しく思えた。
開業した年に生まれた二女はもう今年中学生に・・・
『おもいひと』から『おもいびと』へ
本名の『重人(しげと)』という名前が小さな頃は嫌だった。
"重たい人"と呼ばれ、デブになることが宿命づけられたようで(実際、高校以降常に肥満と戦い続けている)あまりいい気はしなかった。そんな私にも周りから驚かれる特技というか癖がある。
それは『全く面識がない組織やコミュニティに飛び込む』こと。例えばMITSUBISHIのDELICAという車に乗っていた頃、ネットで見つけたオーナーズクラブのオフ会に参加してみたり、これはまだ共通点がある集まりなのでまだいい方だが、最近では北九州で開催されていた職業も年代も違う人がお互いの夢を一緒に考える『朝ゼミ』にも飛び込んでみた。繋がりのある人は全くのゼロ。
周りからは、なぜそんなことが出来るのかとよく聞かれる。私はいつもこう答える。
『新しい出会いや新しい気づきが得られるし、同じ思いを持つ仲間が欲しいから』
アクションを起こすことに臆病であってはいけない。『Stay hungry,stay foolish』有名なスティーブ・ジョブズのスピーチの締めの言葉。いろいろな訳され方があるのだけど、私はアクションを起こせと言われているように思っていて、さらに貪欲に積み重ねていけと。
アクションを積み重ねる人になれ。
さらにそこに同じ思いを持つ人との繋がりを持てと。
一人じゃなく、同じ思いを持つ同士の繋がりが私は欲しいんだということに気づいた。
『おもいびと』が目指す生き方
従来の資本主義社会のレールに乗って生きてきた私のこの先の道は自分で作るしかないと思うようになっている。
会社が道を保証してくれていた時代は終りを迎えた今、私はどう在るべきかをここ数年悩み続けている。社会は新たなカタチへと変化していく流れの中、若い世代の活躍が羨ましく、彼らから学ぶことが多々ある。
私にとって幸せな生き方とは何かを考えたとき、やはり私の身近な家族が幸せであることだと思っている。
それには私自身が幸せを感じる生き方、在り方でなければならないと気づいた。
私の"楽み"や"幸せ"への思いが
誰かの思いに重なって、その思いに応え続けることで社会からも喜ばれる。
そんな私らしい、
私サイズの生き方で
人や地域に関わり、暮らしたい。
これが私の目指す自身の姿です。
コワーキングスペース秘密基地 三代目コワーキングシェフ
https://coworking802.com/
マーケティングサポートしている飲食店
Gill&co.
http://gillandco.jp/
フード系イベント実績
・KOKURA♡LOVE Xmas Market 2017 実行委員長
・こくら駅お花見フェス 実行委員長
・Local Fresh Market 2018 実行委員