コワーキングなシェフログ

コワーキングスペース秘密基地三代目シェフ。1973年京都・宇治生まれ。国立有明工業高等専門学校電気工学科卒。設備設計会社から料理人に転向。シェフ、支配人なとを経て「SELAM」独立開業。現在はセカンドキャリア形成に向けてまちづくり、場づくり、人つなぎに関わっています。

北九州フードフェスティバルな日々

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この3か月間は怒涛のような日々だったと今になると思ってしまう。

規模、内容、そして楽しみにしてくれてるファンの想い、どれをとっても今までとはスケールが違うイベントの実行委員長を任された。

コワーキングスペース秘密基地に来てから、いくつものイベントの実行委員長を務めてきたが、これほど悩み苦しんだイベントはなかった。

「これで大丈夫か?」「その選択に迷いはないか?」

常に自分に問いかけながらの3か月。

楽しもう!

そう言いつつも不安だらけの日々だったな。

こんなこと言ってしまうと一緒に頑張ってくれた実行委員会メンバ―から怒られそうだが、実際体は正直で白髪がめっちゃ増えた。

テレビ告知の機会を作ってくれたのもあり、久しぶりに髪を染めたよ。

そんな怒涛の日々を振り返ってログに残しておきたい。

 

ビジョンの共有こそすべての始まり

 

今年で5回目となる「北九州フードフェスティバル2018」(以下KFF2018)

今年のテーマはこちら。

「北九州には本当に美味しいお店が多い」ということをお伝えしたくて始まった北九州フードフェスティバルも第5回を迎えることができました。

「50歳から住みたい地方ランキング」「次世代育成環境ランキング」で1位になるなど、北九州は肯定的にメディアで取り上げられることも増え、「暮らしやすい街」として北九州市は注目されています。その住民の生活を支えるのはもちろん飲食店です。

私たちは地元に、本当に素晴らしいお店がたくさんあることを知っています。それは私たちの喜びですし、誇りでもあります。そんな地元市民が自信をもってお勧めできる飲食店が集まり、ひとつの大きな店になるようなイメージを持ち、フードフェスティバルというイベントを作ります。

今年のテーマは「HAPPYEAT!!!ENJOYEAT!!!(ハッピート!!!エンジョイート!!!)」。地元の飲食店に行くのはやっぱり楽しい!ということを、北九州の皆さんに再確認していただけるイベントです。食だけでなく音楽やカルチャーなど北九州の持つ様々な魅力を融合させることで、北九州にさらなる賑わいを創出します。

 

毎年、北九州市との共催のもと開催してきたこのイベントは、その年毎に「まちの課題」と向き合ってきたイベントでもあります。

そんな今年のKFF2018、北九州の中心繁華街の小倉エリア、特に小倉駅の南側地域の活性化の起爆剤を目指して開催することになり、同時に小倉駅北側で開催されるTOKYO GIRLS COLLECTION in KITAKYUSYU(以下TGC)のにぎわいを南側へ波及させようという目的のもと、過去イベントとしての利用実績がない小倉駅小倉城口(南口)ペデストリアンデッキを会場に開催を目指しました。

前例のない大きな壁に挑戦することを選択。のちに途方もない苦労が待っているとは、このときは知る由もありませんでしたが、、、

そんな中で、私の一番の役割であるビジョンをじっくり考えていました。

「賑わいを創る」とか「来場者数の増加」とか「南側へ波及させる」とか、全部こちら側の都合でしかない。これを目標にしているだけでは「伝わる」イベントにはならないんじゃないかなと。

滞留者数とか波及効果とか総売上とか、そんなことに関わらず

「ここに来てよかった」「また来たいな」って思ってもらえるかどうかが大事なんだと。

まちのイベントとしていつも「あなた」に届き伝わるように計画し、企画し、実行するものだ。そしてその想いをコミットする情熱を持っているかが問われると。

正直、不意に振られたKFF2018実行委員長だったこともあり火を灯すのに時間が掛かったと感じています。

 

NGのルールで回る世界に

 

そもそもイベントとしての利用を想定していない場所、ましてや道路でやるにはどうしたらいいの?

ペデストリアンデッキの所有者は小倉北区役所、管理は小倉北警察署、さらに部分的に所有者が小倉駅だったり、さらには周辺施設への理解を求めることも大事。

何度も打ち合わせを重ねるうちに見えてきたものが、初代実行委員長の言葉を借りると

「やってはいけないルール」で物事を図ってるということ。

これはダメです。ここまでしかダメです。ここは道路ですからダメですなど。

そんな「やれないルール」のなかでどのように自分達が目指す形にできるかをみんなで考えたよ。ホントに規制だらけの中にそれぞれの思いを組み込みながらじわりじわりと進んで行きました。

進歩状況が遅すぎる中、焦る気持ちをぐっと堪えつつ、解放される日を心待ちにしてました。

ついにその日が来ました。

提案から申請、許可が下りた日はすでに開催日の1か月になってしまっていました。

 

Part2へ、つづく、、、、

 

 

 

 コワーキングスペース秘密基地 三代目コワーキングシェフ
https://coworking802.com/

マーケティングサポートしている飲食店
Gill&co.
http://gillandco.jp/

フード系イベント実績
・KOKURA♡LOVE Xmas Market 2017 実行委員長
・こくら駅お花見フェス 実行委員長
・Local Fresh Market 2018 実行委員
・北九州フードフェスティバル2018 実行委員長

 

 

 

 

 

「幸せのたまごさんど」がふわふわすぎた件について

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幸せのたまごさんど



玉子サンドストーリーは突然に、、、

いいアイデアって思いがけないタイミングでひらめきませんか?

僕の場合、駅から自宅へ歩いて帰ってるときや、自宅のソファーに座った瞬間、はじめて会う人と話をしている最中など、いつも突然その瞬間が訪れている、そんな気がしてます。

 

この日もそう、突然でした。

 

「偶然みつけましたー!」

なんの前ぶりもなく唐突に、買い物と銀行回りに出かけた基地おかみからメッセージが来ました。さっきまで事業の方向性やら、新しい事業へのアプローチなどバタバタと過ごしていた分、この唐突さは驚きでした。

そのメッセージには、とある喫茶店のインスタグラムのリンクが貼ってあり

「いっぱい玉子サンドがあがってまーす!」

 

 

忘れてなかったみたいですw

あのときの玉子サンドの衝撃はすさまじかったようで、、、

 

coworking-chef.hatenablog.com

そこに映っていたのは所謂「厚焼き玉子サンド」

最近よく見かけるスタイルの玉子サンドですね。このスタイルはこのあたりではあまり見かけないかもしれません。なんとなくはレシピはわかるので基地おかみが帰ってくるまでにアイデアを練ることに、、、

偶然か、その時の買い物リストには「玉子2パック」をお願いしていました。

 

厚焼き玉子サンドには大きく2つのタイプがありますね。

・本格的にだし巻き玉子を挟むタイプ

・レンジをつかって厚焼き玉子を挟むタイプ

どちらも卵液の味付けは似ている感じですね。ダシを効かせた和風が王道のようですね。さて、秘密基地の玉子サンドはどうしていこうかな。

 

コワーキングシェフの思考回路

まず僕が考えたのは「食べる方の状況」です。

 コワーキングスペース秘密基地には様々な方が来られます。みんなで勉強しているグループもいれば、セミナーやカウンセリングをされている方。商談に利用されている方もいれば、とりあえず寛ぎたくて来ている方も。みなさんそれぞれ思い思いに利用されています。

そんな方々が一息ついたとき

「あっ、ご飯食べるのも忘れて集中してたわ」

「もうこんな時間だわ、ちょっと軽く食べたいかなぁ」

「重さん、はらへった~」

適度のボリューム感と手軽さが望まれる状況が思い浮かびますね。

安定感のあるメニューの意識が強いタイミングと想像できます。

そこで考えた玉子サンドの設計は、

・見た目想像以上の存在感

・一口目からインパクトのある味

・食べ続けるにつれてなじみのある安心できる和風感

・食べ終えた後の満足感

そんな玉子サンドを目指してみました。

 

存在感を感じる盛り付け方

玉子サンドが食べる方の前にお目見えしたときの存在感を出す為に、盛り付け方を工夫してみます。

カットした面を見せることで玉子の厚みとパンの厚みに差をつけ、玉子がたっぷり入っていると感じほどの厚みを出してみました。

 

一口目のインパクトを出す味付けとは?

玉子のボリュームを出すことで口に入った瞬間に舌が感じるのは玉子の部分。そこに一口目強めのインパクトを与えるのに塩分、それも単純に尖った塩気ではなく、濃さを感じる塩分を意識してみました。

 

馴染みのある安心感

ほとんどのお客さんが日本人ということでここは「和」のテイスト。だし巻き玉子がいいかなと。

 

食べ終えたときの満足感

お腹いっぱいになりすぎない適度なボリューム感を意識しながらも、玉子サンドだけではなくサラダを添えることで箸休め的に。

 

しかし、これではよくある「厚焼き玉子サンド」でしかないなと。

まだ、基地おかみは戻ってきてない。

 

イデアが繋がるときも突然に、、、

以前、あまりに美味しくなかった玉子サンドを作ってしまった基地おかみにとって今回の発見はそれはそれは衝撃的であったと推測される。すでに基地への帰りの途についているであろう彼女の頭の中では

「重さんが美味しい玉子サンドを作ってくれるはずだー!」

という思いが一歩一歩大きくなっているに違いない。

 

そんなことを勝手に想像しているとき、なにげに開いていたパソコンの通知がポップアップしてきた。「毎週木曜日はおやつ部」への僕の参加にいいねがついたらしい。

 

今週は「シフォンケーキ」のようだ。

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おやつ部シフォンケーキ



 シフォン・・・?!

あ、これだと思ったのでした。

 

ついに完成したのがこちら、

www.facebook.com

 

 シフォンケーキから「ふわふわ感」を頂いて厚焼き玉子にプラス。

一口目からインパクトを出しつつも、最後まで飽きさせないようにマスタードを絶妙に効かせた味付けに。軽食と食事の中間くらいのボリュームでも、満足感を感じれるように「幸せな気分」になってもらえるように気持ちをこめて。

 

「重さん!めっちゃうまい!」

基地おかみの顔が見れただけで満足ですw

 

玉子サンドに2記事、計6000文字の価値を一緒に、、、

 

 

 

 

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働き方改革ってなんだろう?

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働き方改革コワーキングスペース秘密基地にいると、この言葉を持って訪ねてこられる方々にお会いできます。多くの方が意識されてるようですね。よくよく話を聞いているとみなさんそれぞれの目的があるようで「働き方改革とは〇〇だ!」みたいに一括りで表せるものではなさそうですね。

そんな私もこの「働き方」について数年前から考えていた一人です。そんな私がなぜここに来たのか、その理由の一つも自分にとっての「働き方改革」だったのかもしれません。

■「働き方改革」を実現するために必要なスキル

働き方改革」とはフリーランスになること、そんな思いを持たれる人がいます。あながち間違いではない気はしますね。私もそう思っていた一人でしたがこの場に来て数か月。すこし考えが変わってきました。

新しい働き方を実現するために今までになかったスキルやマインドが必要だと今の私は思っています。

coworking-chef.hatenablog.com

この記事にも書きましたが「編集力」だと感じています。

書籍や雑誌を創るのに編集のスキルはもちろん必要ですよね。同じように新しいコンテンツを創り出すときには、そのコンテンツに関わる人の強みを組み合わせたり、収益モデル化するための戦略が問われますし、コンテンツ自体を広く知ってもらうための「情報」を届けるために編集してメディアに拡散する力が必要になりますよね。
いわゆるクリエーターと呼ばれる人、そんなクリエイティブなチームが必要だと思います。それがここコワーキングスペース秘密基地にはあるんです。

■クリエイティブなチームにある「マインド」

一般社団法人まちはチームだ」

コワーキングスペース秘密基地に集まるクリエーターチームです。各人の強みを知り、集めて混ぜて繋げて尖らせる、まさにこの言葉がぴったりな方々です。私が秘密基地に魅かれたのも彼らの存在があったからかもしれません。そんな方々の意識や考え方に触れたい、自分もそんな存在になりたいという想いがあります。

そんな「まちはチームだ」の皆さんとお話していく中でよく出てくるのがこのマインドの話です。Give、Share、Happiness。どんな価値を提供できるか、多くの価値を共有するか、いかに幸福になるか、今までの資本主義社会から創発する社会への変換、これこそが「働き方改革」の根幹的な考え方なのかなと思います。

そうは言ってもね、いきなり変わるなんて出来ないよね。確かにこんな社会になれば楽しそうだけどこれでホントに今まで通りの生活が出来るの?そう思いませんか?

私もずっと資本主義社会の中にいて、日々SUCCESSを目指して生きてきました。もちろん今も生活するために稼ぐ必要があります。ですが、秘密基地にいると何かすこし意識が変わってきている自分に気づきます。

 

「秘密基地ファミリー」になるといろいろなセミナーや講座の運営のお手伝いやお客様の対応などの作業をしながら聞くことが出来ます。この機会を利用して知見を得たり、創生塾SNSを学んだり、自分の「あり方」を見つめ直したり出来るんです。
学びや気づきを得る代わりに、お金ではなく労働を提供する、時間を提供して未来の自分へ投資しているみたいな感じですね。
長く競争社会の中で生きてきて、今までの単純労働型「時間消耗型ワーク」では、クリエイティブな仕事は生まれないと感じていました。

■時間を投資して、知識やスキルを身につける「投資型マインド」

時間を換金してきた私にとって、この意識、マインドはなかなか植えつけられるものではなかったです。多分、この場に来なければ、このマインドを持つ方々に会っていなければ、このことを意識することすらなかったかもしれませんね。

個人だけでなく会社や組織も同じで「時を投資してもらう代わりに、これまで先人たちが築き上げてきたリソースを提供する」
そこで得たチャンスや知見、経験は、未来の自分の力になる。
こう思えるようになると、そのためにしている労働が時間消耗型ワークではなくなり「投資成長型ワーク」になると思います。
私もそんな中から「KOKURA♡LOVE X'mas Market2017実行委員長」「こくら駅お花見フェス実行委員長」というチャンスを頂けたのだと思っています。こうやって何かに挑戦して、失敗して、また挑戦して、を繰り返していく中で、自分の「強み」が見えてくると思います。

 

このマインドこそがこれからの社会で生きていく為のスキルだと思います。

 

日々感じたこと気づいたことなどTwitterで書き綴ってます。よかったらフォローお願いします。

 

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コワーキングスペース秘密基地が提供する「場」とは?

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コワーキングスペース秘密基地が提供する「場」とは?

コワーキングスペース秘密基地は何してるとこ?とよく言われますね(笑)
以前の私も同じ疑問をもったままコワーキングスペース秘密基地に飛び込みました。それから半年、この場で起こることを体験しながら、これまで感じたとこ、気付いたことをまとめてみようと思います。

まずは、我々コワーキングスペース秘密基地にとって「場」とは何か、というところから始めましょうか。

2018年最初のスタッフミーティング中で、我々が目指す秘密基地とは「気軽に来れる場」という考えをみんなで共有しました。
この中で、コワーキングスペース秘密基地とは訪れる人にとって「有益な情報共有の場」である、という定義をしたんですね。

そもそもインターネットがこれほど普及している現代では、人はネットでさまざまな情報を得ることができます。ですので別に「場」は必要はないんじゃないかと、考えたんです。

でも、ホントにそうでしょうか?

例えば、ビジネス本は紙の書籍でも、一部はネットでも読むことができます。でも本を創るときには編集の作業があるので、削除されたり、要約されている情報もあると思います。そう考えると、実は本よりも、筆者から直接伝達された情報、さらに言えば、アウトプットされていない筆者の頭の中にある情報が、濃密で有益な情報なんじゃないかと思うんです。
特に対話だとその時の熱量や空気も感じられますし、それは本やネットに書かれていないまさに「生」な情報だと思うんです。

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そんな直接の人と人とのコミュニケーションの場がコワーキングスペース秘密基地なんじゃないかと思うんです。例えば「創生塾」様々な分野で活躍されている講師の方に来て頂いてセミナーを通じてライブで伝える、その場で講師の持つ情報、知見と体験をシェアできることで、本やネットでは得られない濃密で有益な情報を伝えることが出来ると考えています。

創生塾だけでなく、コワーキングスペース秘密基地では色々なイベントとかセミナーとかもやっているんです。特に今は、秘密基地コミュニティにどうアクセスして、どんな方法で参加するかを、お客様が選びやすいように、有益な情報を含んだ様々なコンテンツを用意しています。
むしろ、この様々なコンテンツこそがコワーキングスペース秘密基地が人と人を繋げてきた証だと感じています。この場に集う人々それぞれの強みを見つけて生かしてきたからです。

「集めて、混ぜて、繋げて、尖らせる」こと

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コワーキングスペース秘密基地のコンセプトでもある「集めて、混ぜて、繋げて、尖らせる」
この理念に基づいて人と人の交流を深めていく中で、お互いの強みを見つけだし、みんなで考えて、尖らせてきたコト、それこそが秘密基地のコンテンツです。
例をあげると、

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・毎週水曜日 「基地ランチの日」ランチはみんなでたべるもの
秘密基地には代々シェフがいます。そんな料理人がいたことで始まったコンテンツ。気軽なランチタイムを一緒に食べながら交流しましょう

 

 

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・毎週木曜日 「もくもくブログDAY&おやつ部~木曜日のごほうび~」
秘密基地に集う方々の多くはネット業界の方も多く、ブロガーの皆さんの交流も盛んです。そこにパティシエのスキルをもった人が加わったことで生まれたコンテンツです。

 

 

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・毎週金曜日 「スナック秘密基地」
毎回秘密基地と繋がりがある方々に「ママ」をお願いして楽しく飲みましょうという企画で、今まで秘密基地と関わりのないけど、この「ママ」なら行ってみようかといった繋がりが繋がりを創るイベントです。

 

 

このようなコンテンツはすべて人との繋がりから生まれているのがお分かりいただけると思います。

「なぜ人と人が出会っただけでなぜこんなにカタチになるの?」
こう思われる方も多いと思います。以前まで私もそう思っていました。異業種交流会や朝活など様々な交流の場によく出かけていたのですが、そこでなかなかうまくカタチに、収益事業に結びつけることが今までなかったんです。コンテンツが生まれる様子を目の当たりにしている中で、あることに気づいたんです。

そこに集まる人たちそれぞれの強みやスキルを見つけて、繋げて、カタチにする「編集」のような能力が必要だと感じます。クリエイティブなチームにするためにこの編集力があることでカタチにしていくスピードが格段に上がり、さらに多くの人が関わることでより拡散し、よりクオリティが上がっていく、これからの新しい時代の働き方にもつながっていくと思います。

長くなったのでこの辺で。

次は「働き方改革」に必要なスキルとは何か?クリエイティブなチーム作りに必要なマインドは?そんなことを考えてみたいと思います。

 

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私が秘密基地の「玉子サンド」に情熱を注ぐ理由

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暑さが増してきた7月某日。後ろでは「エストニアトーク/デジタルノマドが注目する未来都市」というセミナーが行われている。電子通貨や決算方法、公的手続きなどもネットからできてしまうという先進的な国エストニア事情を熱くトークされている。写真で見る限り綺麗な街なんだなとぼんやり、、、

そんなトークを聞きながら、秘密基地の新メニュー「玉子サンド」について熱い議論が飛び交っていた。

このタイミングで秘密基地のメニューを考えることになったのは先日の「おかみの玉子サンド事件」が発端だ。

 

美味しい玉子サンドを出したい!

それは6月某日。連日の事務処理の合間に「基地おかみ」百合さんが食欲があまりないから「玉子サンド」食べようと自らキッチンに立って作り始めたのが事の始まり。

「僕が作りましょうか?」と声を掛けなかったのには理由があって、基地おかみにとって”料理を作る”という行為に没頭することで、ごちゃごちゃした頭の中がリセットされるというのを知っているからだ。

 しばらくして作り終えた彼女は、事務作業をしながら食べ始めた。

スッキリしない顔のままなのが気になったが作業の手は動いていたので様子をみていると、、、

 

「重さん、玉子サンドが美味しくないんです。どうしたらいいですか?」

 

 

この質問の時点で

「この玉子サンドをどうしたら美味しくなるのか」や、

「どう作ったらよかったのか」ではなく、

 

 

「美味しい玉子サンド作って!」であることはピンときたw

 

玉子サンドにみる人生模様

まず「美味しい玉子サンド」がどんなものなのかをいろんな方に聞いてみた。

 

「玉子サンド」論争にたまたま周りにいただけの中川氏からは、

スクランブルエッグでも半熟感やトーストの焼き方で美味くなる!

・今の季節ならではのシャリシャリ感を玉ねぎやきゅうりで加える

 

基地おかみも調子が上がってきて

・アボカド入れたい!

・食パンじゃなくて他のパンは?クロワッサンがいい!

・ゆで卵が最強!

などなど白熱した玉子サンド討論会は大盛り上がりでした。

 

 

いやいや、そもそもおまえ料理人だろ!そんなの聞かなくても作れるだろって思われるかもしれませんが、僕自身としては「料理人のエゴ」を皆さんに食べさせたいわけではないんですよ。そう思うようになったのは、とある方との出会いがきっかけになってます。

そこでの経験は僕の料理人としての方向性を決めたと思っています。

 

世代間の食意識の違い

「Foodieフーディ」聞きなれない言葉かもしれませんね。「食通」という意味の比較的新しい言葉ですが、従来の「グルメ」とはかなり違う意味を含んでいます。

グルメとフーディはどう違うのか?

それの違いこそが今の食文化に大きく関わる「食意識」に現れていると思っています。

一言でいうと世代間での食意識の違いです。

 

1990年代人気になった番組「料理の鉄人」当時のフレンチの鉄人、坂井さんのレストランにいた私が体験していた世界は「グルメ」「美食」と料理をするという行為自体が注目された時代だったと思います。その中にいた私は常に違和感を感じていました。

高級な食材を贅沢に使った「凄い料理」なかには食材の極一部だけを使い残りは、、、

調理技術はとても素晴らしいのにホントに一部の方にしか味わう権利がないそんな料理に全く魅力を感じませんでした。

その高い調理技術をもっと身近にしたい。もっとヘルシーで、もっとリーズナブルな食を提供したいとの思いで独立開業し、試行錯誤しながら料理を作ってきた中で、少しずつ食への意識の変化に気づいてきました。

「食」がファッショナブルなものになり、さらに健康、安全、環境といったキーワードが加わり、これまでの「グルメ」ではなく、健康や環境を含めてこだわる人たちの食意識が「フーディ」と呼ばれるようになったのです。我々世代にとって「食」はライフスタイルや価値観に密接に関わるようになったのです。

 

そんな食文化の変化を肌で感じながらこの数年はまた違う意識に変わってきたような気がしています。その料理に関わった食材生産者の想いや、仕入れに対してのこだわり、料理に対する強い思い入れ、そんな自分の口に入るまでのすべてのSTORYを感じることでより料理の価値が高まる。「物語を食べる」そんな意識が見えてきました。

 

Twitterにもそんな気づきをつぶやいたりしてました。

 

そんなことを考えながら「玉子サンド」をどう作るかについて日々悩んでいるのです。

 

 

 

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基地ランチにアクセントを

暑い!

梅雨が明けた途端に夏感がいっきに上がった北九州。

そんな私の毎週楽しみにしているイベントが毎週水曜日の「基地ランチ」です。

www.facebook.com

毎回その時の流れのままにメニュー決めて作っています。

たとえばこちらのメニューの日は、

 

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【豚シャブのサラダ、ポン酢ジュレ

気温や夏感が一気に増してそろそろ「熱中症」ってワードが気になりだすタイミングかなと思いまして「塩分」を取ってもらおうとイメージしたメニューにしました。

ポン酢を濃い目にジュレにして涼しさを演出しながらもお酢でさっぱり絞める。

さらに口に入る味覚の順番も少し考えて、最初に酸味を感じたあと、甘味が残るようにオニオンドレッシングをこっそり忍ばせてみました。

 

ランチに来てくださる方の話のネタになるように毎回意識してますね。

コワーキングスペースというちょっととっつき難い感を少しでもなくしていろんな方に利用して貰えればいいなと思っています。

そこに料理人としてのエッセンスをピリッと利かせれるよう毎週楽しんでます。

 

 Twitterも日々更新中!

 

 

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「美味しい」ってどういうこと?

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先日、サポートしているお店「Gill&co.」の新メニューの写真撮りをしてきました。

よく利用してくれるお客さまやスタッフの意見を聞きながらまた新しい試みにチャレンジしていきます。

今回はセットメニューを充実させてみました。

 

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セットメニューって、お客さん目線だと「お得」に見えますよね。

もちろんこの「お得さ」を感じる内容じゃないといけません。

・見た目

・ボリューム感

・重さ

どんなにおいしくても、
包み紙が酷ければ、まずく見える。
どんなに見た目がよくても、
少ないと高く見える。
どんなに内容がよくても、
軽ければ安く見える商品がある。


セットメニューを考えるときにこの辺りを考えて作ってます。

 

お店側から見たセットメニューの存在とは?

とはいっても

「なんかお得そうに見えてホントはそうでもないんじゃない?」

「お店側の戦略に騙されてるようなきがするわ」

なんて思っている方も少なくないんじゃないかなと。私も疑い深い方なのでメニュー表と見比べたりしてしまいますね。

中には悪いこと考えてるお店もあるかもしれませんが、殆どのお店は違う意図をもってセットメニューを提供してるんです。

 

提供するお店側の目線で見たセットメニューの意味ってなんでしょうか?

 

ほとんどの人は、飲食店を経営したことはないですから想像もつかないのかもしれませんね。

提供する側は3つのメリットがあると思います。

提供する側のメリットとしては、

1客単価が上がる

 特にこの意識が一番だと思います。飲食店の売上は「客単価×客数」で構成されていますので、この客単価を上げる=売上が上がることに直結するからです。

2注文が集中することによるオペレーション効率アップ

 さらに注文が集中することで提供オペレーションの効率が良くなりスタッフの作業効率があがることにもなります。

3食材ロス率の改善

 オーダーが集まることで食材の管理もやりやすくなるメリットもありますね。

提供するお店側にとってもセットメニューはとても重要なものなんです。

 

「いい体験」が「美味しい」を生み出す

このような実務的な意味合いじゃない部分にもとても重要な要素があると私は思っています。

それが「体験」だと思っています!

心理学を学んだ訳ではないので理論的に説明は出来ませんが、例えば食べに行った店で、お得で満足した食事が出来たら嬉しいですよね?

嬉しいことや楽しかったことって記憶に残りやすいと思いませんか?

そんな「いい体験が出来た」ことがとても重要だと、私は思うんですよね。

そんな体験をお客さんにして頂けるチャンスがこのセットメニューには可能性大だと思うんです。

そんな「いい体験」をお客さんにして頂けることが次へ繋がると思います!

 

「お客さんは品質だけにお金を出すのではなく、
品質を感じさせるすべての体験にお金を出す」

そんなことを考えながらメニュー開発したりしています。

 

 

Twitterも日々感じたことを更新中!

 

 

 

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